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アレクサンドル・リアブコのゲスト出演!勅使川原三郎版『羅生門』、二都市での開催迫る



 2020年度より愛知県芸術劇場芸術監督を務める勅使川原三郎が、東京と名古屋の

二都市で勅使川原三郎版『羅生門』を開催する。

 ハンブルク・バレエ団プリンシパルのアレクサンドル・リアブコのゲスト出演のほか、

笙奏者の宮田まゆみの出演も決定しており、宮田はイリ・キリアンの『輝夜姫』での

演奏経験もある。


 芥川龍之介の「羅生門」を題材に選んだ理由について勅使川原は、

「芥川が書いていることはとても神話的だと思いました。現代の私たちが神

話を読むとき、それは単に古い説話ではなく、その時代時代に生きた人間の

核心を受け取るものだと思います。

 羅生門という場所には、鬼が棲むという伝説があり、死人と死にそうな人間が

放置されている悲惨な場所であります。その時代背景は、私たちが生きている

時代を思い起こさせます。

 歴史上、人間は、常に裏切り、騙し合い、争い、戦いを繰り返してきた。

にもかかわらず、人間は悲惨な状況からより良い生の意味を求め続けた。なぜなら

悲劇そのものが持つ力は、醜さを超え、新たな展望を予感させるからだろうと

私は考えます」


アーティスティック・コラボレーターとしての役割も担う佐東利穂子は、

「勅使川原さんの『羅生門』では、鬼を登場させるという構想があります。

芥川の作品にも、書かれていない部分をたくさん感じますよね。

 当時の社会状況など、想像力が非常に掻き立てられ、鬼という存在も

あり得るのではないかとか、文章には書かれていない人物も存在したのでは

ないかとか、今そうやって作品を膨らませているところです。

 多くの人が読んだことのある作品だと思いますが、また違う驚きのある作品に

なると思います」


アレクサンドル・リアブコは、6月末に来日し、2週間の隔離期間のなかで、

まとまった時間を取ることができオンラインリハーサルなど集中して進めることが

できたという。

「新しい役を発見し創りあげるというチャレンジと可能性を思うと、身体中が

興奮でいっぱいになります。これは私にとって全く新しいものになるでしょう。

 早くこの旅を始めて羅生門の世界に飛び込みたい。そしてこの旅が私たちを

いかなる場所につれていくのか、それを見るのが待ちきれません」



勅使川原三郎版『羅生門』

2021年8月6日 (金) ~8日 (日)東京芸術劇場プレイハウス

https://www.geigeki.jp/performance/theater280/

2021年8月11日(水)愛知県芸術劇場 大ホール

https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000527.html

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