2024年9月11日より、ピナ・バウシュ 「春の祭典」/「PHILIPS 836 887 DSY」、ジェルメーヌ・アコニー 「オマージュ・トゥ・ジ・アンセスターズ」来日公演が、東京国際フォーラム・ホールCにて開幕する。
巨匠振付家ピナ・バウシュの代表作『春の祭典』は最高傑作の一つとして知られ、豊穣を願うために生贄にされた女性たちが踊り続ける群舞に、観客は衝撃を受けた。今回の上演にあたって、初演の演出・振付をそのままに選抜されたアフリカのダンサーが出演。
そして、日本初演となる「PHILIPS 836 887 DSY」「オマージュ・トゥ・ジ・アンセスターズ」を加えた総勢50名ものトリプル・ビルの上演となる。
○瀬山 亜津咲 (ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団)
「ピナ・バウシュ「春の祭典」は、ストラヴィンスキーの作曲とピナの振付構造が融合し、強力な化学反応を生み出します。この作品は、儀式、犠牲、豊穣、生、死、人間の感情のスペクトルを深く探求します。私にとって、「春の祭典」は特別な作品です。曲を聴くと鳥肌が立ち、予測できない舞台に逃げられない恐怖やエキサイティングな感情が湧き上がります。ピナが私に植え付けてくれた、嘘のない飾らない芸術性と諦めないダンスへの探究心の原点です。ダンサーと観客に計り知れない感動と体験を与えるこの公演を、多くの方々にご覧いただければ幸いです」
○市田 京美 (ダンサー、元ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団)
「1977年、私は初めてピナ・バウシュの作品に出会う。ヴッパタール・オペラハウスで”春の祭典”と題された3 部作(Wind vom West, Der zweite Fruhing, Das Frulingsopfer)からなる公演。3作品目の”春の祭典”で魂を揺すぶられ、あまりの衝撃に涙が止まらず暫く観客席から立ち上がることができなかった。そして先ず思ったのは、日本のダンサー達にも観てもらいたい!4年後の1981 年、ゲストダンサーとして”春の祭典”を踊る機会を得それを機にピナより勧誘され舞踊団に入団。
さらにその4 年後1986 年、初の日本公演で”春の祭典”の上演。それから38 年という歳月を経て今回のアフリカンダンサーによる”春の祭典”作品に秘められたピナのスピリットは間違いなく観客を魅了することでしょう!」
・セネガルのエコール・デ・サーブルで、ピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団メンバーの指導のもと行われたリハーサルを追った映像。
・「PHILIPS 836 887 DSY」は、ピナ・バウシュが最初期に創作し、生前自らが踊ったソロ作品で世界的にも稀少な上演となる。今回の来日公演では、ピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団のゲスト・ダンサーとしても知られるエヴァ・パジェが踊る。(ピナ・バウシュ・ファンデーションのサイトより)
ピナ・バウシュ 「春の祭典」 / 「PHILIPS 836 887 DSY」
ジェルメーヌ・アコニー 「オマージュ・トゥ・ジ・アンセスターズ」
2024年9月11日(水)-15日(日)東京国際フォーラム ホールC
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