2020年よりアンジェ国立現代舞踊センターのディレクターを務め、欧州のダンス界で注目を集めるフランスの若手振付家ノエ・スーリエ。来日公演の『The Waves』は身体の記憶や知覚、その複雑に絡み合ったディテールを呼び覚まし、身体の表現に変換しようという試み。
イギリス人作家ヴァージニア・ウルフの1931年の長編小説『The Waves(波)』をモチーフに、男女6人のパフォーマーが多様なムーヴメントを緻密に重ねながら響き合う舞台となる。本作の音楽は、ローザス作品に数多く参加してきた、現代音楽家アンサンブル・イクトゥス。生演奏による打楽器の常に変容するリズムが濃密なパフォーマンスを導き出す。
また、「さいたまダンス・ラボラトリ」の第7弾を今年3月に開催。
「Action Training~新たな身振りとの出会い~」と題し、『The Waves』の振付家ノエ・スーリエを講師およびナビゲーターに迎え、『The Waves』を素材に新たな振付法を見いだす6日間のコース。そのほか、毎日のクラスでは湯浅永麻よるカウンターテクニックを学べる。
○さいたまダンス・ラボラトリ詳細はこちらから。
○ノエ・スーリエ『The Waves』トレイラー
ノエ・スーリエ『The Waves』
2024年3月29日(金)、30日(土)彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
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