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2021年10月のモーリス・ベジャール・バレエ団来日公演に向け、記者会見が開催される

更新日:8月30日



2021年10月に予定している来日公演を踏まえ、モーリス・ベジャール・バレエ団

(BBL)の記者会見が8月23日に開催された。


NBS専務理事の髙橋典夫氏は冒頭で、「コロナ禍の影響で延期が続き、3度目の

正直な公演になります。本公演では18歳以下の子供たちに無料で提供する試みに

なりますので、中高生の学生の皆さんに観ていただきたいと思っています。

今回はなんとか実現させたい」と、本公演に賭ける熱い思いと覚悟を滲ませた。


その言葉を受けて、BBLの芸術監督ジル・ロマンは「開催実現に向けて

NBSの皆さんに本当に感謝したい。困難な状況の中でも集うことができ、

お客様と幸せなひとときを分かち合うことができる機会に感謝しています」


2020年5月に開催予定だった来日公演が2度も延期され、本国での舞台の

機会も減少した。

「ダンサーの精神面でのサポートの必要性も強く感じました。一方で、

ベジャールの過去の作品を見直す機会にもなり、作品への理解を深める時間に

もなりました。その中で日本でぜひ開催したい作品の発見もありました。

いつか『わが夢の都ウィーン』をお見せできる機会があればと思います」


上演予定作品は、ジル・ロマンの2019年の新作『人はいつでも夢想する』と、

ベジャールの『ブレルとバルバラ』と『ボレロ』のミックスプログラム。


自身の作品について、「ロック、モダン、クラシックまで幅広いジョン・ゾーンの

楽曲が好きで、ニューヨークまで彼に会いに行きました。ソロを見せたところ

作品を気に入ってくれて、本作は2年かけて完成させました。

『ブレルとバルバラ』はカンパニーにとっても大切な作品です。全編をお見せできる

はじめての機会になります。『ボレロ』は言うまでもない名作です。

誰があの円卓に乗るのかはまだわかりません。10月までのお楽しみです」。


『バレエ・フォー・ライフ』は、クイーンの音楽で踊るベジャールの傑作です。

ジョルジュ・ドン、フレディ・マーキュリー、モーツァルトなど、若くして

亡くなったアーティストたちに捧げる思いがあったとベジャールから聞いています。

こんな時代だからこそ訴えかける強い作品だと思う」



振付家・ダンサーとしてのこだわりについて、

「大切にしていることは、ダンサーとの信頼関係です。お互いの間に愛がないと

ダメですね。私は彼らを愛しているし、彼らも同じ思いでいてくれる。

毎日がたやすいことではないが、今後もグループを率いていきたいと思います」


巨匠ベジャールの後継者としてカンパニーを率いる芸術監督としても

重責も担っている。振付とダンサーの両立だけでも大変な責務だが、すべてを投げ

出したいと思ったことはないのだろうか。

「ありますよ。パワーが足りないと感じる日もありますし、重荷から解放されたい

と思うときもあります。一方で、このカンパニーが自分の人生にとって、とても

大切だと感じるんです」


10月9日の上演開始まであと約40日。今度こそ開催実現を待ち望みたい。

専務理事の髙橋氏は、「”The Show must go on”でいかなければならないと

思います」と力強く締めくくった。


モーリス・ベジャール・バレエ団

『人はいつでも夢想する』『ボレロ』

2021年10月9日(土)~11日(月)東京文化会館

『バレエ・フォー・ライフ』

2021年10月14日(木)~17日(日)東京文化会館

https://www.nbs.or.jp/stages/2021/bejart/


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