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Kバレエカンパニーの『海賊』待望の再演!10月18日(日)まで上演中

Kバレエカンパニー『海賊』の公開ゲネプロが10月14日(水)に行われた。
主演のメドーラに成田紗弥、コンラッドを堀内將平、アリは山本雅也の配役。
成田の透明性と安定感ある踊りはキラリと光り、堀内の野性味溢れる躍動感は
コンラッドの役にもぴったり似合う。そして、重要なキーとなる役どころの
山本はプリンシパルの風格で伸び伸びとした跳躍を見せ、心から楽しんで
踊っている余裕さえ感じられた。
本日15日の初演を踊った同キャストは、10月17日(土)のマチネで上演される。
Kバレエカンパニー『海賊』は人物像にも重点を置き、アリのキャラクターが独自
の視点で深く描かれており、音楽にも強いこだわりがある芸術監督・熊川の美学が
随所に感じられる。


~熊川哲也・芸術監督のコメント~

「約半年におよぶ活動休止期間を経て、本公演『海賊』がKバレエ カンパニー再始動を飾ることになります。社会全体が新しいスタイルへの転換を求められる今、劇場芸術の世界を生きる我々もまた、必要な変化に柔軟な発想をもって対応していかなければなりません。
2007年に初演したこの『海賊』は、僕がそれまでに手掛けたどの古典バレエよりもオリジナリティにあふれ、まさに他に類を見ない、「Kバレエの『海賊』」と誇れる作品と自負しています。
この作品が持つ力強さこそ、カンパニーが踏み出す新たな第一歩にふさわしく、かつてないほどのエネルギーと感動が劇場を満たすはずです。
そのひとときを共にする観客の皆さんにも、この舞台が明日へと向かう大きな活力をもたらすものとなることを願っています」
Kバレエカンパニー『海賊』
2020年10月15日(木)~18日(日)Bunkamuraオーチャードホール